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テクスチャ合成
■ ピクセルベース全探索アルゴリズム
(1) OpenCVの環境構築(104端末室の環境では不要)
以下,OpenCV2.4.9 のインストールの方法です.ファイルの入出力に使うだけです.他のバージョンでもよいですが,その場合,それに合わせた環境設定をお願いします.
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下のサイトから opencv-2.4.9.exe をダウンロード.
https://sourceforge.net/projects/opencvlibrary/files/opencv-win/2.4.9/
https://ja.osdn.net/projects/sfnet_opencvlibrary/downloads/opencv-win/2.4.9/opencv-2.4.9.exe/
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下のサイトから opencv_lib.hpp をダウンロード.
https://github.com/PrinzEugen7/ImageProcessing/tree/master/Cpp/OpenCV/VS2010
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Cドライブの下にフォルダ C:\OpenCV を作成.
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opencv-2.4.9.exe を実行して C:\OpenCV の下に展開.
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展開されたフォルダの名前を opencv から OpenCv-2.4.9 に変更.
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C:\OpenCV\OpenCv-2.4.9\build\include\opencv2 の下に opencv_lib.hpp を置く.
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環境変数のパスに以下を追加.
C:\OpenCV\OpenCv-2.4.9\build\x64\vc12\bin
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必要な場合には再起動.
(2) サンプルプログラムの実行
次のサンプルプログラムを実行してみる.
【追加 2022/06/22】上のサンプルプログラムは端末室の新しい環境(Visual Studio 2019 + OpenCV 4.5.5)では動かないようなので,動くものを下に用意しました.もし自分の環境で開発を行う場合には,適宜,インストールをお願いします.
■ 演習
(1) 課題
上のサンプルプログラムを参考にして,次のいずれかの手法を実装する.
開発・実行環境を Windows + Visual Studio とするのが望ましいが,それ以外の環境でもよい.
- 多重解像度処理
- 制約付きテクスチャ合成
- 候補探索アルゴリズム
- k-コヒーレンス探索アルゴリズム
- ユーザ制御アルゴリズム
- パッチベースのいずれかの手法
- 3D曲面のいずれかの手法
(2) 提出物
- レポート
以下の内容をレポートに書く.PDFにして提出する.
- 手法の説明
実装した手法を簡単に説明する.
- 実験結果
幾つかの入力テクスチャについて,調整可能な設定値(近隣ピクセル群のサイズなど)を変更して実験を行い,得られた出力テクスチャの画像を載せる.もちろん,入力テクスチャの画像も載せる.
調整可能な設定値は手法により異なるので,どの設定値を変更して実験を行うかは各自の判断に任せる.複数の調整可能な設定値がある場合,適宜,それらを変更した実験を行う.
- 考察
実験結果に対する考察を書く.
- 開発・実行環境
使用したプログラミング言語,OS,パソコンのスペック(CPU,GPU,メモリ容量など)などを書く.また,どのような環境で開発・実行を行ったかを書く(例えば,Windows 10上でVisual Studio 2017を使った,Unix上でコマンドラインからコンパイルと実行を行った,など).プログラムのコンパイル(ビルド)と実行の方法についても書く.
- プログラムのソースファイルとデータファイル
プログラムをコンパイル(ビルド)して実行するために必要な全てのファイル(ソースファイル,自作のヘッダファイル,画像等のデータファイルなど)を提出する. Visual Studioで開発した場合には,ソルーションのフォルダ全体を提出する.
(3) 提出方法
- 提出期限:令和6年7月末日
- 提出先:藤本忠博(fujitada@iwate-u.ac.jp)に次のいずれかの方法で提出
- メールにファイル添付
(メールで送ることができるファイル容量の場合のみ.
受け取りの返事がない場合には,問い合わせて下さい.)
- サーバ等にファイルをアップロードして,ダウンロードの方法を連絡
- USBメモリ等でファイルを持参