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テクスチャ合成
■ ピクセルベース全探索アルゴリズム
次のピクセルベース全探索アルゴリズムのサンプルプログラムを実行してみる.
このサンプルプログラムは104端末室の環境(Visual Studio 2022 + OpenCV 4.5.5)に合わせて作成している.
他の環境でも実行できるが,その場合,それに合わせた設定をすること.
ライブラリOpenCVの設定については,自分の環境でOpenCVをインストールした後,Visual Studioの上部メニューの「プロジェクト」→「プロパティ」で出てきたパネル上の「構成プロパティ」で以下の設定を行う.
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「C/C++」→「全般」→「追加のインクルードディレクトリ」:OpenCVのインクルードファイルの場所
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「リンカー」→「全般」→「追加のライブラリディレクトリ」:OpenCVのライブラリファイルの場所
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「リンカー」→「入力」→「追加の依存ファイル」:OpenCVのライブラリファイル名
なお,このサンプルプログラムではソースファイルが *.cpp になっているが,テクスチャ合成の処理に関係する部分はC言語で書かれている.C++言語に関係するのはOpenCVを使った画像ファイルの入出力と表示の部分だけで,テクスチャ合成の処理を理解して下記の演習課題を行うためにはC言語の知識だけで十分である.
次に,以下の演習課題を行い,提出物を提出する.
■ 演習
(1) 課題
上のサンプルプログラムを参考にして,次のいずれかの手法を実装する.
開発・実行環境を Windows + Visual Studio + C言語 とするのが望ましいが,それ以外の環境でもよい.その場合,提出されたプログラムをこちらで実行して動作確認するため,実行環境の作り方(入手先のサイトのURLなども含めて)などもレポートに書くこと.
- 多重解像度処理
- 制約付きテクスチャ合成
- 候補探索アルゴリズム
- k-コヒーレンス探索アルゴリズム
- ユーザ制御アルゴリズム
- パッチベースのいずれかの手法
- 3D曲面のいずれかの手法
(2) 提出物
- レポート
以下の内容をレポートに書く.PDFにして提出する.
- 手法の説明
実装した手法を簡単に説明する.
- 実験結果
幾つかの入力テクスチャについて,調整可能な設定値(近隣ピクセル群のサイズなど)を変更して実験を行い,得られた出力テクスチャの画像を載せる.もちろん,入力テクスチャの画像も載せる.
調整可能な設定値は手法により異なるので,どの設定値を変更して実験を行うかは各自の判断に任せる.複数の調整可能な設定値がある場合,適宜,それらを変更した実験を行う.
- 考察
実験結果に対する考察を書く.
- 開発・実行環境
使用したプログラミング言語,OS,パソコンのスペック(CPU,GPU,メモリ容量など)などを書く.また,どのような環境で開発・実行を行ったかを書く(例えば,Windows 11上でVisual Studio 2022を使った,Unix上でコマンドラインからコンパイルと実行を行った,など).プログラムのコンパイル(ビルド)と実行の方法についても書く.
- プログラムのソースファイルとデータファイル
プログラムをコンパイル(ビルド)して実行するために必要な全てのファイル(ソースファイル,自作のヘッダファイル,画像等のデータファイルなど)を提出する. Visual Studioで開発した場合には,ソルーションのフォルダ全体を提出する.
(3) 提出方法
- 提出期限:令和7年7月7日
- 提出先:藤本忠博(fujitada@iwate-u.ac.jp)に次のいずれかの方法で提出.
- メールにファイル添付(メールで送ることができるファイル容量の場合のみ).
- GoogleやMicrosoftのクラウド(情報基盤センターのページを参照),あるいは,ファイル転送サービスのサーバなどにファイルをアップロードして,ダウンロードの方法をメールで連絡.
- USBメモリ等でファイルを持参.
1.,2.の場合,受け取りの返事がない場合には,問い合わせて下さい.