第12回マルチメディア研究会
「情報新技術研究会」共催
日時:1997年7月26日(土) 14:00〜
会場:盛岡情報ビジネス専門学校
プログラム
[0]「情報新技術研究会」について
(財)岩手県高度技術振興協会
[1]「革新される『デジタル映像処理』事情と新クリエイティブ環境」
河内隆幸氏 スーパーメディア株式会社 代表取締役
講演概要:
ビデオ映像等の動画像制作環境に汎用コンピュータベースの
デジタル映像処理が導入され、これまでのテープベースのリ
ニア編集からディスクベースのノンリニア編集へと変わるこ
とで、VTR編集からコンピュータ編集へ移行する大きな節
目に現在はある。
PCベースのデスクトップ映像編集システ
ムで本格的な映像制作が可能になりつつあり、特殊視覚効果
SFXやビジュアル・イフェクト等のこれまではやや特殊な
存在であった映像制作のクリエイティブ・テクノロジーが誰
にでも必要なものになろうとしている。これからの映像コン
テンツ製作者は「デジタル映像処理」の習熟なくして、その
存在はない。その最新動向を解説する。
[2]「民俗学と記録保存」(仮題)
中田功一氏 岩手県立博物館 学芸員(民俗担当)
講演概要:
- 1.はじめに
- 民俗学とは? 考古学・歴史学との違い
無形の文化 文献では伝えられなかったものが対象
日本人の根底にある信仰や生活を明らかにする学問
他人への理解が平和をもたらす
柳田國男・新渡戸稲造・佐々木喜善・宮澤賢治
- 2.世間では常識ですが
- 日本人の主食は? いつから?
Cannibalism(食人風習)
継ぎはぎルック
シャツはみ出し
ルーズソックス
「消耗品」の読み
- 3.記録保存・・・何をどう記録するか その対象と媒体
- 菅江真澄
絵巻物・浮世絵
素人の映像資料
しぐさ・身ぶりの記録保存
クシャミ
割り箸を折る
歩き方
坐り方
左きき
左前
道具
- 4.これからの記録保存
- とにかくなんでも記録すること
処理は後からでもできる
[3]「会員からの活動報告」
報告者の受付は当日行いますので,奮ってご準備下さい.
[4]総合討論
懇親会
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